Trick or treat Again



英二 「大石。今日が何の日か知ってる?」


大石 「あぁ。もちろんハロウィンだろ」

英二 「そう!当り!んじゃあさ・・・去年したあの約束は覚えてる?」

大石 「もちろん覚えてるよ。英二との約束だからな・・・」

英二 「ホント?流石大石・・んじゃあ早速言っちゃおうかな・・・」

大石 「あぁ。いつでもいいぞ」

英二 「trick or treat!」

大石  「Happy Halloween !」



(大石が英二の手の上にプレゼントを乗せる)



英二 「うぉ!何これ!かぼちゃの形してるじゃん!」

大石 「この蓋を開けると、中にお菓子が詰まってるんだ」

英二 「へ〜ホントだ。可愛い」

大石 「喜んでくれた?」

英二 「もち!あんがと大石っ!」



(暫し見つめ合う二人)



大石 「じゃあ次は俺の番だな」

英二 「うん。いつでもいいよ!」

大石 「OK!じゃあ行くぞ・・・trick or treat!」

英二 「Happy Halloween!」



(英二が大石の手にプレゼントを乗せる)



大石 「えっと・・・この紙袋かなり大きいんだけど・・・」

英二 「中開けて見てもいいよ」

大石 「あぁ・・・そうか・・じゃあ遠慮なく・・・」

英二 「どう?」



(大石が袋の中から何かを取り出した)



大石 「これ?」

英二 「そうだよ」

大石 「えっ?でもこれ・・・セーラー服だよな?」

英二 「そうだよ」

大石 「そうだよって・・・今日はハロウィンだよな?」

英二 「当たり前じゃん!何言ってんの」

大石 「いや・・でもじゃあセーラー服はおかしいだろ?」

英二 「セーラー服でいいんだよ。だって去年大石喜んでたじゃん」

大石 「俺が?」

英二 「そうだよ。去年俺がメイドとピーターパンの服を着たらさぁ。

    大石目の色変えて喜んでたじゃん。だから今年の仮装はセーラー服にしたんだよ」

大石 「目の色変えてって・・・そこまで俺は・・」



(結局去年家でメイドとピーターパンの服を着てもらった大石・・・かなり動揺)



英二 「喜んでなかった?」

大石 「いや・・・喜んでない訳じゃあ・・・っていうか・・

    そもそもセーラー服は仮装にならないんじゃないか?

    どっちかと言うと・・・コスプレって言うんじゃあ・・・」

英二 「何だよ!喜ぶと思ったのにさ。じゃあお菓子とセーラー服どっちが良かった?」

大石 「えっ?」

英二 「どっち?」

大石 「・・・・・・・・・・・・セーラー服・・です」

       

                                                                    END


祝☆25000HIT & ハロウィンvv

こんなに早く25000HITを迎える事が出来たのもみなさんのお蔭です。

本当にありがとうございます。

次は30000HIT目指して頑張りますので引き続き宜しくお願い致します。

という訳で・・・・今年のハロウィンも仮装改めコスプレをしてもらう大石なのでした☆

ちなみにセーラー服はお姉ちゃんに借してもらいました。(という私的設定です☆)

2008.10.31